タンザニアでマレーシア航空MH370便のフラップ(確定)が発見される
今から約2年半前の2014年3月8日、マレーシアのクアラルンプールから中国の北京市に向かっていたマレーシア航空MH370便が突如連絡を絶った。墜落の形跡も発見されず、消えてしまったことから、大きな話題となった。機体の残骸などが見つからないまま、2015年1月には墜落認定された。その後、インド洋周辺でいくつかの小さな残骸が発見されたが、墜落の詳細と原因はいまだに明らかになっていない。
今回、インド洋のアフリカ海岸の国タンザニアで、航空機の大きなフラップの残骸が発見され、検証の結果、マレーシア航空MH370便のものであることが確証され、9月15日にマレーシア交通省の廖中莱(リオウ・ティオングライ)大臣が発表した。
マレーシア航空MH370便のフラップが発見される
▼今回発見された航空機のフラップの残骸
▼研究機関による検証が行われた
▼中国から遠く離れたタンザニアで発見された
▼オーストラリア運輸安全局(ATSB)の専門家が検証を行った
/Picture from 新浪网
まとめ
この事件は、乗客のほとんどが中国人であったことから、これまで中国では関心を持って伝え続けられている。インド洋に墜落したであろうことは、これまでみつかった小さな残骸からほぼ推定されていたが、今回大きな翼の一部が発見されたことで、謎に包まれた墜落の経緯と原因の解明につながるかもしれない。
中国のネットユーザーからは、絶対に黒幕(の国)がいる、どこか(の国)が真実を隠している、(どこかの国に)撃ち落とされたに違いないなど、ちょっと過激なコメントが多く寄せられていた。(了)
【記事:高晋】