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成都平原に残る老茶館:双流彭鎮老茶館

四川省成都に程近い双流県という田舎町で、今も昔からの風格を残す茶館が残るという。その茶館の名前は「彭鎮老茶館」。100年前の古い中国の面影を今に残す茶館の様子を紹介する。
この茶館がある双流県は、四川省の中心都市である成都市から25キロの場所にある町だ。行政区分としては、成都市の範囲内で、大都市郊外にある町だと言える。この双流県は成都のメイン空港である成都双流空港がある地域としても知られている。
双流県は成都市に近く、空港もある地域だが、大部分は開発の波に取り残されている。そのためほとんどは田舎町と言っていい場所なのだ。
そんな田舎町のさらに中心から3キロほど離れた路地に、「彭鎮老茶館」は建っている。

100年前の面影を残す老茶館とは

この日、県城から3キロ離れた彭鎮老茶館にやってきたのは朝6時過ぎ、7時が過ぎると、茶館の中の座席はだんだんと埋まっていった。
ここは古くからの川西の古民家の風格を守る、数少ない老茶館の一つだ。100年前の老茶舗の独特な建築様式、人文環境そして成都平原の独特な歴史文化を今に伝えている。

▼老茶館の店の表。毛沢東時代のスローガンの名残が今も残る。

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▼茶館の中で談笑する古い客たち

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▼店の中にあるものは時代を感じさせるものばかりだ。

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ここのお茶は1杯5角(8円)から。多くの客が往々にして半日を過ごしていくという。
中国では古い建物や店は開発で取り壊しをすることが多い。そのため中国ではこのような古い茶館はなかなか見られなくなったが、大都市の郊外にひっそりと残されていたのだ。この写真を見た中国のネットユーザーの反応は、「まだこんなものが取り壊されずに残っていたのか!」、「自分の町にもあったが、とっくに取り壊されてしまった」と嘆く声が多かった。この茶館が少しでも長く続いてほしいと願うばかりだ。(了)

 

 

【関連記事】

茶館と言えば先日こんな事件があった。

news.livedoor.com

 

 

 

【関連地図】

四川省成都市双流県彭鎮老茶館

  • アクセス:(成都市中心からの場合)地下鉄1号線に乗って、省体育館駅で3号線に乗り換え、紅牌楼駅で下車。紅牌楼のバス停で368路のバスに乗って約30分、蛟龍港双楠大道口駅で下車。さらに蛟龍港双楠大道口のバス停から836a路のバスに乗って彭鎮車駅で下車、徒歩5分。

 

 

【記事・翻訳:高晋】

Via/Pic:sina.com

参照記事 

醉美川西:双流彭镇老茶馆
行程900公里,走了14个小时,下午7:30到达成都双流县。第二天早晨6点多,我们就来到离县城只有3公里的彭镇老茶馆,因为到了7点多,茶馆里的座位慢慢地就坐满人了。
这是一处极具旧时川西民居风格且仅存不多的老茶馆之一,至今仍然完整地保留着百年老茶铺独特的建筑风格、人文环境和浓厚的川西坝子的独特历史文化。
当我走进这个久仰的老茶馆,淳朴的民风便扑面而来……
老茶馆前后门口全是长长的木质旧铺板,店堂里的墙壁上已经斑斑驳驳,好像在告诉你这里曾经遥远的历史。进得茶馆,看见那些老茶桌、老竹椅、老茶客、老茶碗,感觉恍若隔世。
一抹阳光从狭小的天井照射下来,洒在灰色的老虎灶上,有着300平米的堂子越显昏暗,更显其岁月的沧桑。最具代表性的摆设是“三件头”:盖碗、铜壶和土灶,简单,却不失特色。
过道上凸凹不平厚厚的“千脚泥”与早已褪色的竹椅板凳相得益彰。
老茶馆里那些红色的历史积淀,虽然过了几十年但仍保留着许多当年红色的记忆,这些红色的记忆唤起了人们对年代变迁的追忆。
镇上的人都好喝茶,却不愿窝在家里喝,喜欢坐在熙来攘往的老茶馆里,一边品茶一边海阔天空,谈笑风生。这里没有都市的喧嚣和嘈杂,没有浮躁的身影,有的是一种自在、平静和悠闲。一杯清茶,几句闲语,就构成了茶客们精彩的一天。
五毛钱一杯茶,一元钱一杯盖碗茶,茶客往往一呆就是半天,阳光从屋檐处射进来,正好照在了一名长胡子老者的脸。老人偏了偏头,但阳光却不肯离开半分。老人干脆撑着头闭上眼,享受一份宁静与安详。
其实老茶馆很简陋,木桌竹椅,瓷杯粗茶,但茶客们一杯清茶,聊聊天、玩玩扑克,看着老虎灶上吱吱冒着热气的铁壶,惬意地品着茶就构成了他们每天生活的一部分,日复一日,年复一年,每天重复着这样的生活。
斑驳的台面、朔料壳的暖瓶、吱吱作响的竹椅、茶客们的老汗烟是这座老茶馆的独特风景线。
我们要了一个简易隔间,5元一杯盖碗茶,感受着老茶馆的气氛,细细品味着,时间就在杯盏间悄悄流走……
老茶馆淳朴的民风,从一个侧面反映着老成都的风土人情以及厚重的文化底蕴,它承载着几百年的川西文化,但愿它随着历史的发展能保持着那份甘醇与浓烈……

醉美川西:双流彭镇老茶馆_高清图集_新浪网