ポケモンGOってもしかしたらみんなに夏休みを運んでくるゲームなのかもしれない。中国露天商の風景を見て感じたこと。
中国の路上で卵が孵化しているというニュースを聞きつけたので、調べてみた。卵が孵化しているということはもしやポケモンGOのことか?
でも中国ではポケモンGOは配信されていないはず。いったいどういうことなのだろうか。写真を見てみよう。
……ん?これは…たしかに…何かが…たくさん孵化?…している…?
近づいてみると…
…たしかに、卵が孵化している。しかし…これはリアルだ。ポケモンGOではない。リアルに卵が孵化している。
孵化したあとのヒヨコ達。これだけ孵化させるにはものすごい移動が必要だ。どうやら露店で販売していた卵からヒヨコが孵化しているようだ。ことの詳細はどうなっているのか、ニュースの内容を見てみよう。
2016年7月23日、中国の江蘇省無錫市、亜熱帯高気圧の影響により、無錫はこのところ連続で最高気温39度となる日が続いており、昼間の路面温度は最高50度以上に達した。ヒヨコ販売の露天商は孵化が近いニワトリの卵を路上に置いて、そのまま孵化させて販売しているという。
どうやらこの露天商は卵を販売していたのではなく(もちろんリアルポケモンGOでもなく)、もともとヒヨコを販売する業者だったようだ。売っていた卵からヒヨコが孵化したのではなく、もともと孵化させるつもりで路上に置いておいたということらしい。
▼これは中国のポケストップなのか、子供を引き寄せる魅力。店主:「おりゃ知らね」
▼リアルポケモンゲットだぜ?
路上のヒヨコ販売といえば、カラーヒヨコが思い出される。カラーヒヨコはある意味元祖リアルポケモンだったのかもしれない。そして祭りの夜店はリアルポケモンGOだったのかも。
▼なつかしきカラーひよこ
夏まつりの夜店でヒヨコをゲットしたり、金魚を掬ったり。みんなで集まって走り回って、夜の公園でぶらぶらしたり、セミやクワガタを捕る。これってまさに夏休み。でもこれは全てポケモンGOにも似ているのではないか。
▼夏まつりはまさにポケモンGO?
ポケモンGOってもしかしたらみんなに夏休みを運んでくるゲームなのかもしれない。中国の露天商の風景が図らずもそんなことを感じさせてくれたのだった。(了)
▼中国でポケモンGOが遊べるのはいつのことになるのか(Pokémon GO in China?)
▼リアルポケモンGOを探したらこんな画像も出てきた
【関連記事】
中国ではポケモンGOは陰謀だとビビッている人もいるらしい。
【関連地図】
江蘇省無錫市。映画の撮影にも使われる三国志テーマパークがある。
【記事・翻訳:高晋】