【中国不思議ニュース】中国の洞窟の奥で謎のかわいいやつが見つかる。その正体はいったい?
中国一長い洞窟の中でみつかった謎のかわいいやつ
中国西南部の貴州省の綏陽県にある双河洞と呼ばれる洞窟は、中国で一番長い洞窟と言われているという。その長さはなんと180キロ以上。今回その洞窟の学術調査中になにやらかわいいやつがみつかったという。いったいどんなやつなのだろうか。
▼今回洞窟の中でみつかっちゃったやつ
▼「え、何?なんか用なの?」
▼「断じてまぶしくなどない!」
▼「用がないなら帰るぜ」
この見慣れぬかわいいやつはいったい何なのだろうか。記事の内容を見てみよう。
記事(央視新聞:CCTV)
中国最長の洞窟で神秘的なモモンガ発見
5月1日、中国貴州省綏陽県にある中国最長の洞窟「双河洞」の探査中に、中仏共同探検隊は一匹のかわいい小動物に遭遇。それはモモンガの一種で学名「復歯鼯鼠(ミミゲモモンガ)」だった。この動物の四肢と腹部の皮は繋がっており。広げるとまるで翼のようになり、高所から下に滑空することができる。
このモモンガは別名「天使猫」とも呼ばれる神秘的な生き物だ。この種類の動物は猫と蝙蝠の中間に位置する動物だと考える科学者もいる。またムササビは一種の畸形動物だと考える科学者もいるという。現在のところ、この種の動物が現れる理由を説明する信頼できる説は見つかっていない。
中国第一长洞发现神秘飞猫
5月1日消息,近日,在“中国第一长洞”双河洞的科考中,中法联合探险队偶遇一只可爱的小动物——“飞猫”,学名“复齿鼯鼠”。它的四肢和腹部有皮相连,展开就像翅膀,可以从高处滑翔而下。
飞猫也被称为“天使猫”,是一个神秘的物种。有的科学家认为,这种动物是介于猫和蝙蝠之间的动物,有可能在某个地方找到它们的族群。也有科学家认为,“飞猫”是畸形动物。目前为止,人们还未找到对这种动物现象令人比较信服的解释。
記事によれば、このかわいいやつはモモンガの一種のミミゲモモンガというやつらしい。記事の中ではモモンガを何か神秘的な動物のように書いているが、正直普通にモモンガはモモンガで、何も不思議でもない気がする。
中国人にとってはモモンガは奇妙な動物だと感じるのだろうか。ただ単にこの記事を書いた記者の世間知らずのような気もするが・・・
また、この記事では専門家の話としてミミゲモモンガだとされているが、よく調べてみると、これは間違っているようで、正しくは「紅白鼯鼠(カオジロムササビ)」のようだ。その専門家って一体・・・
▼これがカオジロムササビ 完全に一致
30年にわたって中仏共同で行われてきた学術調査
今回の舞台となった双河洞は、中国一の長さの洞窟で、アジアで2番目の長さがある洞窟。フランス洞窟連盟と貴州洞窟協会は30年にわたり業務提携しており、双河洞の共同調査を行ってきたという。
▼今回の発掘調査の様子
▼今回の調査で総延長がさらに伸びた
記事(央視新聞:CCTV)
今回の探査は現地綏陽県が30年来にわたり行ってきた中仏共同洞穴学術探査活動の第18回目とのこと。今回は綏陽県双河洞で新たに90の洞穴を発見し、そのうち25の洞窟をすでに探索したという。 ・・・ 今回の探査により双河洞は総延長がさらに26キロ追加され、総延長186.333キロとなったという。
情報によれば、4月17日に探査が開始された後、連日の雨により双河洞内の暗渠が増水したため、探査は12日間で打ち切られた。専門家によれば、もし引き続き探査を行っていれば、双河洞の総延長はさらに伸びたであろうとのこと。
4月28日に行われた今回の探査活動の記者会見では、今回の探査により、双河洞は総延長がさらに26キロ追加され、総延長186.333キロとなったと発表された。またツキノワグマやステゴドン(古代の像に似た生物)の牙と考えられる骨格や、ネズミ目の動物モモンガが初めて発見されたという。
据介绍,这是绥阳县30年来举办的第18次中法联合洞穴科考活动。此次绥阳双河洞新发现洞口90个,已探测25个。 ・・・ 双河洞总长度增加至186.333公里,成为名副其实的“中国第一长洞”。
据了解,4月17日启动科考后,持续下雨,双河洞内暗河水涨,科考只进行了12天便结束。专家认为,如果继续探测,双河洞的长度无疑还会增加。
4月28日,贵州绥阳县举办双河洞2016年中法联合洞穴科考成果新闻发布会,本次科考发现,双河洞总长度为186.333公里,新增26公里,且首次发现疑似亚洲黑熊骨骼、剑齿象牙齿骨骼和活体鼠类动物飞猫。
まだまだ新しい発見が見つかる謎の洞窟のようだ。
その後のカオジロムササビ氏
▼「まだいんのか、おまえら」
▼「おれはいつでも飛べるぜ」
▼「さらばだ」
洞窟の奥に去って行ったカオジロムササビ氏。中国ではこの間違った報道のせいで永遠にミミゲモモンガとして記憶されてしまうのだ。でも彼らにとってはどうでもいいことだろう。住処を荒らされたくないとだけ思っているに違いない。
中国にはまだまだ知らない不思議な生物が潜んでいる。今後どのような生物が発見されるか楽しみだ。(了)
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【記事・翻訳:高晋】
関連リンク:中国網