【中国涼しいニュース】夜空を焦がす火祭りで数万人が熱狂
少数民族が繰り広げる火祭りの熱狂
7月27日、中国の少数民族が住む地域で火祭りが盛大に行われたという。街中には次々とかがり火が焚かれ、火を持った群衆が街に繰り出すという情景が繰り広げられた。
火祭りの舞台となったのは、四川省の西南部、少数民族イ族の住む涼山イ族自治州。山岳地域でマツタケや花山椒の産地でもある。そんな場所で火祭りの様子とはいったいどのようなものなのだろうか。
▼町の中心街にかがり火がつけられ、松明を持った人々が集まる
▼街頭に繰り出した数万人の人々
▼空を焦がすかがり火
▼かがり火の火で松明に火をつけていく人々
▼街中の色々な場所にかがり火が広がる
▼見物する人々も興奮
▼たいまつを手に練り歩く人々
▼集まった人々は火祭りをスマホで盛んに撮影していた
記事(新浪網)
四川省で行われた火祭りで多くの人が集まり 数万人の民衆が熱狂
7月27日、四川省の涼山イ族自治州で、年に一回行われる民族伝統のお祭り―四川省涼山イ族の火祭りが州都西昌で熱狂的に開催された。
イ族が主体となった数万の各種少数民族の仲間達が西昌の街頭に集まり、たいまつに火をつける者や、かがり火の回りを手を繋いで踊る人たちで、熱狂的な情景が繰り広げられた。
四川火把节万人空巷 数万民众尽情狂欢
7月27日,四川省凉山彝族自治州,一年一度的传承民族节日——四川凉山彝族火把节在州府西昌火热上演。
以彝族群众为主体的数万各族同胞齐聚西昌街头,有的打着火把,有的手拉手围绕熊熊篝火载歌载舞,一派狂欢盛景。
▼各少数民族の女性が民族衣装に着飾って登場
▼見物客の前を通り過ぎる
▼こちらも別の少数民族の民族衣装を着た女性たち
▼カラフルな民族衣装
▼伝統の民族舞踊を披露する男性
▼見物人たちが見守る
イ族は雲南省と四川省に住む少数民族だ。人口は約870万人で中国の少数民族の内7番目に多いという。今回行われた火祭りは年に1回行われるイ族最大の祭りだ。彼らは古代の羌族である古羌の末裔の一つだという。中国西南部に住む少数民族は、ほかにもペー族などが火祭りを行うという。
広い中国には日本ではまだまだ多くの人には知られていない民族や風習が残っているのだ。(了)
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中国で祭りと言えばこの犬肉祭りを連想する人も多いだろう。
この祭りは中国内でも反対意見も多く、議論になっているという。
【関連地図】
四川省涼山イ族自治州。四川省の西部はチベット族を始め多くの少数民族が住む。
【記事・翻訳:高晋】