ザリガニの夏、中国の夏。
こんにちは
チャイプラ管理人のコーシンです
突然ですが、中国の蚊取り線香は細いものが多いです
基本的に細いです
招待所的な安宿に泊まると廊下につけてくれたりするので
そんなところで目にすることがあります
日本のような、一枚の線香の板をきれいに抜いて二本とれる合理性
とかは
多分どうでもいいというか
それより細いの巻けばいいじゃん
という感じかもしれません
もちろん日本と同じものもありますがあまり見ません
さて
今回の本題はそれではありません
日本の夏は蚊取り線香の夏かもしれませんが
中国の夏は、ザリガニの夏です
ザリガニの夏、中国の夏。
ザリガニです
ザリガニおなじみの「やんのかこら」ということですね
別に誰もやりませんが
エクルヴィス・ド・ルイジアンと書いてあるので多分アメリカザリガニかな(知りません)
彼はこの後、早晩シャンパン蒸しになる運命かもしれません
ということでフランス人も食べるのが好きなザリガニですが
中国の人はもっと半端なく大好きです
これです
中国では夏前の時期になると、いたるところにザリガニを出す店が出現します
特に長江中流域から華東地域の人は本当に好きでよく食べるようです
(華東地域というのはざっくり言うと上海を中心とした中国の東部地域のことです)
上海の寿寧路という屋台街は別名「小龙虾一条街(ザリガニ通り)」と呼ばれていて
沢山のザリガニの店が並んでいます
中国では夏になるとザリガニはどこでも目にするようになります
驚きの生産額
先日のニュースで安徽省のザリガニ生産量が全国2位の50億元に達したと報じられていました
2016年安徽小龙虾产量全国第二 产值近50亿元_高清图集_新浪网
50億元は現在のレートだと800億円ぐらいでしょうか
一つの省だけでこれなので全国の生産量はいくらぐらいでしょうか
何千億円規模の市場になるのかもしれません
今適当に調べてみましたが
このサイトの情報によれば、統計では2016年の生産額は下記のような数字のようです
据统计测算,2016年小龙虾产值564.10亿元,经济总产值1466.10亿,全产业链从业人员近500万人。
2016年の総生産額は564.10億元ということです
日本円にすると・・・一兆円を超えているかもしれないぐらいですかね
産業従事者は500万人近く とのこと
ちなみに生産量ナンバーワンは湖北省です
そんなあり得ないレベルでザリガニを食べる中国ですが
ザリガニ食の歴史は浅く、00年代になってから急速に拡大したもののようです
こちらの中国のブロガーさんの記事によれば
80年代末から湖北省で養殖が始められ88年に初めて海外に輸出された
00年代以降各地での養殖が急速に広まった
とのことです
まとめ
まとめは特にないので個人的な話を書きます
私は中国のザリガニが好きでありません
なんか「濃い」感じがするからです
脳溢血になりそうです(勝手なイメージ)
あとなんか同じものばかりむしゃむしゃやるのが
あまり好きではありません
同じ理由で蟹もあまり好きではありません
「今日は蟹食うぞー!」
みたいなのが好きではないからです
いくつかの料理の中にちょこんと出てきてくれればいいのに
蟹はなぜかそうならない
なぜかいつも「蟹食うぞー!」というときにばかり出てきます
そんなわけで蟹も好きではありません(了)