犬集団熱中症?博覧会の会場で次々と倒れる犬たち―飼い主懸命の介抱もあえなく
上海で行われた展覧会で入場待ちの長い列に並んでいた来客の連れていたペットが次々と熱中症で倒れる事態が発生した。現場は混乱し、「人はいいから、ペットを先に入れろ」と怒号の飛び交う緊迫の様相を呈していたという。
▼熱中症で倒れる犬
展覧会で犬が次々に熱中症に飼い主たちが懸命の介抱
事件が起きたのは、8月20日、上海で行われたアジアペット博でのこと。入場待ちをしていた来客の連れていた犬たちが次々に倒れた。当時、上海は高温が続いており、この日も35度を超える真夏日だった。現場は混乱し、「人はいいから、ペットを先に入れろ」と怒号の飛び交う事態となった。飼い主たちは懸命に介抱し、水を与えるなどしたが、少なくとも犬2匹が死んでしまったという。
主催者は事前から、来客にペットを連れてこないように呼びかけていたが、多くの来客は聞く耳を持たなかったという。また、ミストシャワーによる高温対策、獣医を待機させるなどの対策も行っていたが、防ぐことはできなかったという。
▼こちらもぐったり もうなんかヤバそうだ
▼扇ぐ こちらもちょっとヤバめか?
▼脈をとっているのか?
▼コンパニオン?も犬を心配する
▼犬集団熱中症アジアペット博の会場で起きた
日本では犬の集団熱中症など聞いたことがないが、それが起きてしまうのが中国。犬たちにとっては災難でしかなかっただろう。ペットを連れてこないようにと言われても連れてくる飼い主の根性は見上げたものだ。中国の人にとってペットは自慢でもあるので、ここぞとばかりに連れてきたのだろう。動物を物のように扱うところが中国の人の不器用さというか、想像力の無さが感じられる事件だと言える。(了)
【記事:高晋】
Pic/腾讯网
あわせて読みたい