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【中国おいしいニュース】香港から遠くはなれた揚州で静かに伝えられてきたもう一つの点心文化とは

飲茶(ヤムチャ)や点心(テンシン)といえば、まっさきに思い浮かぶのは香港。広東料理の伝統的な点心をお茶と一緒に楽しむのは飲茶と呼ばれ、香港の飲茶は日本でも有名だ。中国では午前中にゆっくり楽しむのは早点とよばれる。しかし、中国で香港から遠く離れた上海の近く揚州にも、香港と同じような点心の文化があるという。

▼揚州点心

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忘れがたい味 揚州点心の味 

「煙花三月揚州に下る」と言われるが、実は揚州は一年四季全てが美しい。風景以外にも、揚州で最も忘れがたいのが、揚州点心だ!揚州の点心は「三春」と言われている。富春、治春、共和春の三店が有名なのだ。今日訪れたのは「普春茶社」!このお店は得勝橋にあり、揚州の旧市街に位置する。創業1885年。100年以上の歴史ある老舗だ。

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歴史的に、江蘇地方の多くの場所では点心を食べる習慣があったが、現在ではその伝統もすたれ、風前の灯となっている。そんな中で唯一揚州が点心の文化を伝えていて、生活の中に溶け込み、庶民の生活に強く根付いているのだ。その一つ一つの独特な芸術的点心は、揚州人の食文化に、より一層の趣を与えている。

広東料理の点心にも負けないバラエティのある揚州点心

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揚州点心で有名なメニューは、カニみそまん、五目まん、海鮮餃子、鴨と野菜まん、チエンツンヨウガオ(千層油糕)、シュアンマースービン(双麻酥餅)、カニ入りショーロンポー(加蟹湯包)などがある。そしてそれに合わせるのは最高級の魁龍珠茶だ。翡翠シューマイとチエンツンヨウガオ(千層油糕)は有名な「揚州二絶」といわれる。

江蘇省周辺名物の緑茶とあわせて点心を楽しむ

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魁龍珠茶は安徽省の魁針茶、浙江省龍井茶、そして揚州の珠蘭茶の3種の緑茶の茶葉を一定の割合で配合してつくられる茶だ。龍井の味、珠蘭の香、魁針の色を併せ持つ深い味わい。

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「富春茶社」の名と店の格式の高さ、揚州点心の優雅な味わいを一つのお椀からも感じることができる。

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香港の点心に比べて、揚州の点心は中国国内でもあまり知られているとは言えないマイナーな存在だ。しかし、揚州ではそんな伝統が静かに伝えられているのだ。(了)

 

 

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 【記事・翻訳:高晋】