【中国涼しいニュース】南沙諸島ミスチーフ礁で熱帯魚類の養殖大成功
南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)のミスチーフ礁では魚の養殖がおこなわれている。今回大成功の情報が入ってきた。中国による南沙諸島養殖事業の現在を探る。
▼ミスチーフ礁に浮かぶ魚の養殖生簀(いけす)
7月17日の新華網の報道によれば、2007年に漁業専門家林載亮教授により南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)のミスチーフ礁で開始された深海生簀養殖の開発は、現在ミスチーフ礁の深海養殖基地の各種生簀は62個に達し、6万匹以上のスジアラ、チャイロマルハタやその他のハタ類などの熱帯の珍しい魚類が、遠く国内外の市場に出荷されている。肉質は柔らかく、エコで環境保護に配慮された環境で養殖されている。ミスチーフ礁の年間平均水温は25℃で、珍しい魚類の養殖に適しているという。
▼漁船を操舵して深海養殖基地に向かう漁師の施任平さん(7月17日)
▼深海養殖基地でチャイロマルハタやその他のハタ類の生育状況を確認する漁師達
2012年にも養殖事業の様子が報道されていた。ハタ類以外にも、様々な魚が養殖されているようだ。
▼ミスチーフ礁のラグーン生簀養殖場にて近年養殖が始められたスギ(2012年)
▼同じラグーン生簀養殖場内で養殖されている色鮮やかな熱帯観賞魚(2012年)
養殖事業は2007年から苦労して行われてきた。不幸にも亡くなった作業員たちもいたという。
▼ミスチーフ礁に建てられた殉職者慰霊碑
ミスチーフ礁で養殖に携わる漁師は全て故郷である本土から遠く離れて単身やってきた人たちだ。すでにリタイアしたが祖国のために尽くしたいとやってくる老齢の漁師も多いという。
▼漁船に乗り深海生簀養殖補給基地に戻る漁師の施任平さんと林聖希さん。家から遠く離れ何を思うのか。
【Sauce:】
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【翻訳・編集:高晋】