【中国大洪水】洪水の中国で魚捕り放題祭りが大流行
6月下旬からの大雨で各地で大洪水に見舞われた中国。各地で大きな被害が相次いでいるが、その中で魚捕りが大流行していた。各地の魚捕りの様子をまとめてみた。
①ダム放水に群がる
中国では洪水によるダムの放水は一大イベント。人々を惹き付けてやまないのだ。
6月29日、大雨の浙江省のダムでは水位調節のため放水が行われた。
多数の市民が放水口に押し寄せる。
危険を承知でダムから流れてくる魚を捕りまくる。(誰も止める者はいない。まさに魚捕り天国だ)
7月2日こちらは湖北省のダム。こちらも大雨の水位上昇で放水が行われ、近所の住民が集まってきた。
放水の水圧で魚の頭が吹っ飛んで取り放題。地元の兄ちゃん達もホクホクだ。
②ダムの水位が変化、そこに群がる
中国では、ダムの水位の変化は大きなチャンス。この機会を逃す手はないのだ。
7月6日、山西省の黄河にある三門峡ダムが水位調節のため放水を実施。すると黄河の水位が下がって魚が捕りやすい状態に。
こちらは7月1日の三峡ダム。こちらは大雨で水位が上がって魚が捕りやすくなったため、こちらも魚捕りをする人たちが集まる。
③都会の真ん中で増水、そこに群がる
都会では増水した川に大きな魚が流れ込んでくる。そこを逃さず捕まえるのだ。
7月6日、武漢市では大雨で市内の川が増水。こちらも魚捕りの市民が押し寄せた。
町の中なので見物する人も多い。
結構大物が捕れている。
6月29日、浙江省金華市、大雨の後に増水した川に近くで働く労働者が大集合。
ショベルカーで魚をすくう猛者(もさ)も出現。
どやっ!大漁に最高の笑顔を見せる労働者のおじさん。
歳に似合わぬダイナミックな動きで捕りまくる労働者のおじさんたち。あんまりさぼってると叱られるよ。
④大物を捕えホクホク
中国では大雨の時、いつもより大物の魚が捕れるのだ。
7月2日、湖南省で大雨の後に捕えられた超大物の草魚(中国の淡水魚)。
近所の人たちも大注目。
7月2日、大雨の後の武漢市、住民が大物の魚を捕えていた。
【番外】
7月5日、安徽省合肥市、洪水が迫る養殖池の魚を仕方なく水揚げする業者。十万元(160万円)を超える損失だという。
大洪水に苦しむ中国でも、そこは転んでもただでは起きない中国の人々。たくましく魚を捕りまくり、マイナスをプラスに変えた!このプラス指向こそ中国の真骨頂。決して節操がないなどと言うことではないのだ。
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【翻訳・編集:高晋】